「これからはメタバースの時代」とか言われているけど、MMOと何が違うの?
このような疑問を持っている方は少なくないでしょう。
今までもMMOでは、世界中の人とゲームが出来ていたから何が違うのか疑問ですよね。
そこで、この記事ではそれぞれの特徴を解説していきます。
実は、MMOとはメタバースという大きな枠の中にあるジャンルの一つです。
メタバースとは
そもそもメタバースとは、Facebookが社名を「Meta」にした事で話題になりましたがもっと前から使われていました。
始まりは2003年に発表された「セカンドライフ」というソフトウェア。
そこで「メタバース」という言葉の意味を調べてみるとこう書かれていました。
メタバース ( metaverse)とは、コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービスを指す。
つまりネットワーク上にある仮想空間はすべてメタバースということです。
- どうぶつの森
- マインクラフト
- フォートナイト
- セカンドライフ
誰もが知っているこれらのゲームもネットワーク上の仮想空間なので、メタバースと呼べます。
実際にメタバースで遊んでみたい方はこちらの記事を読めば始められます。
>>「簡単解説」メタバースの始め方を初心者でもわかるように解説

言葉だけではあまりイメージできていないな、という方はメタバースがメインの名作映画などをぜひ見てください。

MMOとは
MMO(Massively Multiplayer Online)とは、オンラインゲームの中でも複数のユーザーとコミュニケーションが取れるゲームを指します。
有名なのは「MMORPG」というジャンルです。例としてはファイナルファンタジー14など。
その他のMMOの例もいくつか紹介しておきます。
- ファイナルファンタジー14
- ドラクエ10
- 黒い砂漠
- セブンスダーク
これらも「ネットワーク上の仮想空間」ではあるので、メタバースといえますが少し違和感があります。
それぞれの言葉を理解したところで「実際にどうやって分けるのか」をこれから解説していきます。
メタバースとMMOの違い
メタバースとMMOの違いはこの3点を抑えておけば大丈夫。
- ブロックチェーンやNFTという仕組み
- メタバース内で経済圏が出来ている
- メタバースはゲームとは限らない
ブロックチェーンやNFTという仕組み
メタバースが流行った理由の1つは、ブロックチェーンという最新技術が関係しています。
このブロックチェーンにより、今までの中央集権的(中央がすべてを管理している状態)から非中央集権的(ユーザーの意見を取り入れよう)へ変化しました。
メタバース内では「ガバナンストークン」が発行され、実際にプレイしているユーザーの投票でルールを決めることが出来ます。
それに、NFTの売買によりゲームで遊んで稼ぐ「Play to Earn」も実現しました。
>>【徹底調査】NFTゲームでお金が稼げる!始め方から人気ゲームまで紹介

いま最も注目されているのはYoutuberのヒカルやマニー・パッキャオ選手がアンバサダーを務める「XENO」というNFTゲーム。
メタバース内で経済圏が出来ている
上記にも書いてあるように、メタバース内のアイテムはNFTになっています。
自身のアバターへ着せる服からゲーム内の土地まで、あらゆるアイテムがNFTなので売買することが出来ます。
お金のやり取りつまり「経済圏」がメタバース内で実現しているのです。

メタバースはゲームとは限らない
ここまでMMOとの違いを理解してもらうため、ゲームに例えて解説していましたがメタバースにはゲーム以外の活用法があります。
旧FacebookのMetaが開発しているのは、いわゆるビジネス向けのメタバースです。
コロナで在宅ワークが当たり前になり、実際に会わなくても仕事ができることが証明されました。
そこでバーチャルのオフィスを作り仕事をしようという取り組みです。

ライブなどのイベントもメタバースで行うことにより、観客数を大幅に増やすことが出来てしまいます。
人気メタバース5選
意味をわかったあとに実際に遊んでみると理解力が高まると思うので、私がおすすめする触っておけば間違いない!というメタバースを紹介します。
ブロックチェーンを活用したものやイベント用のも両方あります。
SANDBOX

ブロックチェーンを活用したメタバースといえば「SNADBOX(サンドボックス)」と言われるほど認知度が高いゲームです。
ゲームの遊び方としては、ユーザーがオリジナルのゲームやアイテムをメタバース内で作ることが出来て自由度の高いゲームになっています。
マインクラフトのようにボックス型なので、難しい操作などはありません。
Decentraland

よくサンドボックスと比較されているメタバースになります。
こちらはリアルに近づけたアバターになっていて、ファッションや音楽などのイベントを中心に注目されています。
日本のプロジェクトで「OASIS KYOTO」もプレオープンされているので、ぜひ見に行ってみてください。
Cluster

ClusterはバーチャルSNSと呼ばれるメタバースです。
スマホアプリで気軽に操作することが可能で、今すぐ始めることが出来ます。
PC版ではVRにも対応していて、より没入感が感じられます。運営が日本人なので「バーチャル渋谷」など身近なものが多く親しみやすいメタバースになります。
XANA

XANAの特徴は、独自ブロックチェーン「XANAチェーン」を使用しています。
この独自のブロックチェーンのメリットは、他のメタバースに使われているイーサリアムチェーンより低コストかつ高速であるところです。
メタバースに特化して開発されているのがXANAの強みになります。
Everdome

Everdomeとは火星を舞台にしたメタバースで、リアルかつSF要素のあるプロジェクトになっています。
現在(2023.6.28)はまだ正式にリリースされていませんが、ベータ版を見るかぎり他のメタバースとはクオリティの差を感じられます。
実業家兼Youtuberで有名な青汁王子が、エバードームの通貨「DOME」を大量保有していたことにより注目を浴びました。
まとめ
今回はメタバースとMMOの違いについてまとめてみました。
このふたつは全く違うものではなく、メタバースという大きな枠の中にMMOというジャンルがあることを理解していただけたら大丈夫です。
違いを説明する際は「ブロックチェーン」「NFT」のワードを入れればバッチリ!
これからメタバースの時代と言われているので、この段階で調べているあなたはきっとリテラシーの高い方でしょう。
メタバースを本気で遊ぶには、仮想通貨が必要になってくるので今のうちから取引所で口座を開設しておきましょう。
初心者におすすめなのは「Coincheck」様々なメタバースで遊んでみたい方は「bitbank」をおすすめします。